■前置詞byとwithの使い方、覚え方

パイロット@英語コーチ

2010年10月22日 08:54

前置詞と聞くと「得意」です!というよりも
「苦手」と感じる人は多いと思います。

あなたはどうでしょうか?

日本語の構造と英語の構造は根本的に違うので、
このあたりの文化、考え方を理解する、不自由なく使える
ようになるには英語の考え方、視点を持つことが必要不可欠に
なってきます。

今回は、そのヒント、

byとwithの違いについて話していきます。

まずは、以下の英文を読んで、
場面をそれぞれイメージして見て下さい。

違う点は、byとwithのみです。


・My car has been damaged by the branch of a tree.

・My car has been damaged with the branch of a tree.


「(私の)車が木の枝で傷がついた」

という意味です。

この2つの英文で使われている
byとwithの基本的な違いは、

byが『人』を対象にするのに対して、
withは『手段』や『道具』を表すということです。

少しマニアック(学術的)に説明すると、

My car has been damaged by the branch of a tree.は

The branch of a tree has damaged my carの
受動態の文で(←覚える必要はないですからね。)

恐らくは、台風かハリケーンなどで木が折れて、

その結果として

「私の車に傷がついた」

ということをニュアンスに含んでいるわけですね。

一方、

My car has been damaged with the branch of a tree.は

Someone has damaged my car with the branch of a tree.

の受動態の文で

「誰かが木の枝を使って私の車に傷をつけた」

ことをニュアンスに含んでいます。

これと同じようによく海外のニュースを見ていると

He was killed with gun.の文は

「彼が何者かによって銃撃されて殺害された」ことを表し、

He was killed by gun.は、

「彼が銃の弾(流れ弾)に当たって死んだ」

ことをニュアンスに含むわけですね。

じゃあ、何で

He was killed by war/accident.

と言わないのかというと、

日本語でも「戦争が殺す」、
「事故が殺す」とは言わないように

英語でも同じなんだなと覚えておけばOKです。

前置詞は、日常会話では、頻繁に使われるので
byとwithの使い方をキッチリ覚えておきましょう!

では、最後に冒頭で紹介した以下の
2つの英文をもう一度、読み比べてみて下さい。

My car has been damaged by the branch of a tree.
My car has been damaged with the branch of a tree.

違いは、もういいですよね?

知ってしまえば、それだけのことです。
少しずつ、そして確実に土台を固めていきましょう!

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